ゼンタイの洗濯やお手入れ方法

2025年01月22日 18:06

<<デリケートな素材の「ゼンタイ」の洗い方・お手入れ方法>>


ゼンタイは、伸縮性の高い化繊素材を使って作られていす。
どんな種類のゼンタイも、形、色、繊維の品質を保つためには、日頃のお手入れの仕方が重要です。今回は、とってもデリケートな繊維素材でできているゼンタイを洗濯する際の注意点やオススメの一例をご紹介します!

以下の内容は素材の特性を充分考慮した上での、私からの提案になります。
ご参考になればと思い書かせていただきました。


<<手っとり早く「洗濯機」で洗う場合>>

<生地にダメージを与えない工夫・対策を>

デリケートな素材と聞くと、「洗濯機で洗っていいの?」と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。結論から言うと、ほぼすべてのゼンタイは洗濯機で洗えます。
ただし、生地にダメージを与えないための工夫と対策 が必要です。
他の衣類と一緒に、そのまま洗濯槽に入れてしまうことだけは絶対に避けましょう。


<裏返して、洗濯ネットに入れる>

家庭用の洗濯機で洗う際はゼンタイを裏返し、洗濯ネットに必ず入れましょう。
色や柄の入っている面を内側に向け摩擦が起きにくくすることで、色落ちや縮みのリスクを大きく軽減することができます。
また、使用する洗剤は、おしゃれ着などのデリケート素材に適した「中性洗剤」がベストです。その他の洗剤でも問題はありませんが、できるだけ長持ちさせるには、繊維への負担が少ない中性洗剤をオススメします。
なお、間違っても「漂白剤」だけは使わない ようにしてください。せっかくのゼンタイの色がみるみる落ち、まだら模様になったり、他の衣類に色移りする恐れもあります。


<「洗い」と「すすぎ」までが理想的>

生地へのダメージを最小限に抑えるなら、洗濯機は「洗い」と「すすぎ」の工程までに留めることです。
実は、すすぎ後の「脱水」も色落ちの原因になることがあります。グルグルと遠心力で水気を飛ばす際、染料も一緒に抜けていってしまう可能性があるためで、もともと速乾性の高いゼンタイは「すすぎ」後に取り出してあげることが理想的です。
また、多くの素材の縮みの原因となる「乾燥」モードや「乾燥機」の利用は絶対禁止 です!


<<ゼンタイの洗濯は「手洗い」が安全で安心>>

 <手洗いでも「裏返し」は鉄則! やさしく、素早く、押し洗い>

洗濯機でも洗えるゼンタイですが、デリケートな生地のためには、「手洗い」の方が安全で安心です。

[用意するアイテム]
* 洗濯桶(なければバケツ・風呂桶・バスタブを利用)
* 中性洗剤または石鹸(天然由来成分)
* ぬるま湯(30℃前後)

まず、手洗いの場合でも、裏返しにして洗うことは鉄則です。
また、汗をかいた後の汚れを落とそうと、生地をこすったり、必要以上にもみ洗いをすると、色落ち、型崩れ、繊維を傷める原因になってしまいます。

正しい手洗い方法は、「やさしく、素早く、押し洗い」が基本中の基本。

中性洗剤を溶かしたぬるま湯に、ゼンタイを浸したら、浮かせたり沈めたりを繰り返す「押し洗い」をしましょう。
そして、洗浄後は十分にすすぎましょう。洗剤の成分が生地に残っていると、変色や繊維の劣化につながる恐れがあります。洗濯桶の水を一回ずつ入れ替えるか、シャワーを使ってのすすぎがオススメです。


<<型崩れと変色を防ぐ! 乾かし方&干し方>>

<バスタオルを使って“脱水”>

洗濯機、手洗いを問わず、きれいにすすいだ後は、「バスタオル」を使って水分を取りましょう。
できるだけ平らな場所にバスタオルを広げ、裏返したままのゼンタイの形を整えて挟みます。
化繊繊維の吸水性はほとんどありませんので、水が滴らない程度に“バスタオルで脱水”するだけで十分です。


<ハンガーに吊るさず、室内で「陰干し」を>

ゼンタイを長く使い続け、品質を保つためには、干し方にも気を配りましょう。
大前提として、ハンガーや洗濯バサミに吊るして干すこと、直射日光が当たる屋外に干すことは厳禁です。
伸縮性の高いゼンタイを吊るすと、早期型崩れの原因となり、日光が当たり続けると変色や色褪せにつながります。
ゼンタイを干す際は、「裏返したまま、形を整えて平置きし、室内で陰干し」が最適です。速乾性の高い素材がほとんどなので、室内での自然乾燥でも短時間で乾かすことができるでしょう。

洗濯の仕方ひとつで寿命は変わる
からだのラインにフィットするゼンタイは、直接肌に触れる面積が多いです。
だからこそ、使用後すぐの「正しいお手入れ」をマスターすることは大切です。
洗濯の仕方ひとつで、ゼンタイの寿命は変わります。
手洗いでのお手入れは少々面倒ですが、ゼンタイに愛着を持ち、丁寧に使い続けることが寿命を延ばすことになるかもしれませんね。

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